疾患別解説③ 椎間板ヘルニア;原因と治療法

『椎間板』は、椎体(背骨の一つ一つ)と椎体の間にある、弾力性のある軟骨(下図参照)で、脊柱の動きをスムーズにしたり、衝撃を和らげる働きがあります。

椎間板は加齢とともに弾力性が失われ、硬くなっていきます。

そして、椎間板が裂けて、中にある「髄核」が後方に飛び出し、脊髄神経を圧迫して痛みを生じるのが『ヘルニア』です(上図参照)。

最も発生しやすい部位は「腰部」で、次に発生しやすい「頸部」は腰部の1/10ほどの割合です。

腰部椎間板ヘルニア

発生部位は、第4腰椎と第5腰椎と仙骨の間で起こりやすいです。

主な症状は、腰痛、下肢痛、下肢の痺れや筋力低下などで、脊柱を動かすと激痛が起こることもあります。

治療としては、コルセットの装着、温熱療法、薬物療法、腹筋などの筋力強化などがあり、症状が酷い場合は手術を行うこともありますが、一般的には次第に症状が治まってきます。

頸部椎間板ヘルニア

発生部位は、第5頸椎と第6頸椎と第7頸椎の間で起こりやすいです。

主な症状は、頸部痛、後頭部痛、首の運動制限、肩から腕にかけての痛みや痺れ、腕の筋力低下であるが、さらには下肢の痛みや痺れを生じることもあります。

治療としては、スポンジラバーなどでの固定、牽引療法、薬物療法などが一般的であるが、症状が酷い場合には手術を行うこともあります。

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