疾患別解説㊳ クモ膜下出血 ;原因と症状

クモ膜下出血』とは、クモ膜下腔に出血した状態で、脳血管疾患全体の約11%を占めます。

原因として、「脳動脈瘤の破裂」によるものが最も多く、次いで「脳動静脈奇形の破綻」で起こります。

脳動脈瘤の破裂75~95%を占め、40~60歳代に多く、好発部位として「前交通動脈」と「後交通動脈」で起こることが多いです(下図参照)。

症状として、『髄膜刺激症状』が見られます。

髄膜刺激症状とは、以下の4つの症状を言います。

突然の激しい頭痛(特に後頭部痛)

項部硬直
 ;仰向けで患者の頭部を持ち上げて前屈させると、項部に抵抗があり、痛みを訴えます。

ブルジンスキー徴候
 ;仰向けで頭部を前屈させた時に、股関節と膝関節が自動的に屈曲する現象を言います。

ケルニッヒ徴候
 ;仰向けで患者の股関節と膝関節をそれぞれ90度に曲げ、次に膝関節の伸展を試みると、苦痛を訴え、135度以上伸びない現象を言います。

さらに、吐き気や嘔吐を伴い、意識障害を伴うこともあり、重症では急死することもあります。

検査として、CTでは血腫が認められ、髄液検査では強い血性を示します。

再発の危険があり、早期に手術を行う必要があります。

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