疾患別解説㊸ 心筋梗塞 ;原因と症状

心筋梗塞』とは、冠動脈が血栓(※1)によって閉塞され、その血管の支配領域である心筋が壊死し、不可逆的な梗塞(※2)病巣を呈するものを言います(図1・図2参照)。

  ※1;血管内の血小板や血液の塊のこと。
  ※2;循環障害によって起こる限局的な虚血性の壊死のこと。

図1
図2

致死率の高い疾患で、発作時に約30%が心室細動(※3)などによって死亡します。

  ※3;不整脈の一種で、心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態。

原因として、冠動脈内に生じた「プラーク(※4)」が壊れて大きな血栓となり、冠動脈を閉塞することにより起こります。

  ※4;血管の内膜の一部分が肥厚して盛り上がった病巣(図3参照)。

図3

症状は、狭心症に比べてより激痛で、冷汗や嘔吐などを伴い、不整脈や急性心不全などを合併することもあります。

痛みの持続時間も30分以上続き、数時間持続することもあり、鎮痛にはモルヒネが必要となります。。

治療として、心室細動に対する除細動、ショックや心不全に対する処置が行われます。

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